「平行筋と羽状筋の力学的な違いとは?」

平行筋と羽状筋の力学的な違いは何でしょうか?

簡単にいえば、「スピードを出せるのが平行筋、力を出せるのが羽状筋」といえます。

筋収縮の最小単位であるサルコメアの1つが出せる力を「1」とすると、サルコメアが直列に並んでいれば、筋肉の端から端までの力は「1」となります。

一方、並列であれば力は足し算となり、サルコメアが上下に2つあれば力も「2」、3つあれば「3」となります。

羽状筋は短い筋線維が斜めに走っているので、ほぼ並列な位置関係にあります。

より多くの筋線維が筋肉の中にパッケージされている羽状筋は、力が出せるという特徴があります。

平行筋は、端から端まで筋線維の中で多くのサルコメアが直列につながっていますが、並列に並んだ筋線維が少ないので力はあまりでません。

スピードは、筋線維がどれくらい延び縮みできるかということに左右されます。

平行筋は筋肉の端から端まで筋線維が伸びていて、その筋線維が半分まで短縮すると、筋肉の長さも半分になります。

筋線維の出したスピードが筋肉全体のスピードに反映されるので、平行筋は早く動きやすくなるのです。

一方、羽状筋は筋線維の長さがかなり短く、筋線維の長さが半分になっても筋肉はあまり短くならないので、筋線維のスピードが筋肉全体のスピードに反映されにくい性質があります。

長さの変化やスピードを出すことにおいては、羽状筋は不利だといえます。

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