「スロートレーニングのメリット・デメリット」

「スロートレーニング」は、低強度でゆっくりと動作することで筋肉を大きくするトレーニング方法です。

スロートレーニングでは、1RM(やっと1回上げられる重量)に対して、30~50%の強度で行うのが基本とされています。

等尺性最大筋力に対しては、さらに強度が低くなり、25~40%程度となります。

大きな筋力を出さないという点で、スロートレーニングは低強度だといえますが、筋肉を大きくする刺激としては有効です。

例えば、30%1RMの強度でレッグエクステンション13回×3セットを週2回3ヵ月間継続した実験では、平均で大腿四頭筋が5~8%も太くなったという結果が報告されています。

負荷が小さいので、怪我のリスクや血圧上昇などの身体的ストレスが小さい割に、筋肉を強く太くする効果は高いという点が、スロートレーニングの最大のメリットです。

しかし、身体に対して作用する力が小さいので、実際のスポーツのように瞬間的に大きな力が加わる状況とは異なってしまいます。

したがって、強度が低いことは、関節や腱の強化という観点ではデメリットになるといえます。

また多くのスポーツでは、素早く動くことや素早い筋力発揮によってボールなどにスピードを乗せることなどが求めれますが、スロートレーニングはゆっくり動くトレーニングなので、実際のスポーツ動作とは異なっているという点においてもデメリットになります。

なので、スロートレーニングとは別に、反動を使って立ち上がるようなバリスティックなトレーニングも組み合わせて、デメリットを補うことが大切です。

特にスポーツ選手の場合は、筋力はついたけど動作の質が落ちてしまったのでは意味がありません。

いかに滑らかでスピーディーな動作をするのかを考えながら、身体づくりを行う必要があります。

スロートレーニングのメリットとデメリットを理解した上で、目的や状況に応じてうまく取り入れましょう!

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